料理のコツ

魚の煮付けのコツ

DSC06829.jpg
人気ブログランキングへ



こんにちは~、まかない課長です(^O^)/

 

今日の記事は日本料理の代表選手、
魚の煮付けについてです。

昔は魚を買いにお魚屋さんに行ったら、
旬の魚や調理法なんかを丁寧に教えてくれたものですが、
最近では大型スーパーやショッピングセンターに
押されて、個人でやってる魚屋さんも
あまり見かけなくなりました。

それが理由かどうか分かりませんが、
最近の家庭ではお魚料理はほとんど並ばない、
もしくは、惣菜を買ってきてすますなんて事も
多いのではないでしようか。

しかし、栄養バランス的にも日本の四季を感じる意味でも
たまには旬の魚料理が食べたい!

そこで、家庭でもけっこう簡単お手軽に出来る
お魚料理といえばやはり煮付けだと思います。

魚の煮付けという料理は日本料理の精神でもある
素材を活かすという考え方にぴったりあてはまる
と思います。
旬のお魚をその持ち味を存分に活かして
作った煮付けは最高に美味しいものです。

そこで
煮付けのポイント①
出来るだけ短い時間で仕上げる事です。

よくみかけるのが、魚を入れて水入れて火にかけ、
砂糖入れて、醤油入れて~~みたいな。
これは間違いです。

冷たい煮汁の中に入れたのでは、
その分煮汁に長く浸かる事になり、
魚の旨みが煮汁に逃げてしまいます。

魚の煮付けはあらかじめ調味して、
煮たてた煮汁に魚を入れてサッと煮るのが原則です。
そうすれば表面のたんぱく質が急激に固まって、
中の旨みが逃げず、煮崩れもしにくくなります。

上記の理由で火加減はふきこぼれない程度の強火です。

煮付けのポイント②
煮汁の量は魚に火が通った時に
丁度良い濃度になっているように調整する事。
多すぎればその分旨みが煮汁に溶けだしてしまうし、
魚が踊って荷崩れの原因となります。
少なければ途中で調味料を足す事になり、
出来上がりに時間がかかり、前述の通り
美味しくなくなります。
魚が7割方つかるくらいで、出来上がった時に
2~3割くらいがベストと思われます。

煮付けのポイント③
鍋は魚がなべ底に隙間なく並ぶくらいの物を選びます。
そして、落とし蓋をして煮る事です。
ある程度重みのある木の蓋がベストですが、
無ければアルミホイルやクッキングシートでも良いです。

魚の煮付けはポイント①の理由で少ない煮汁で煮ます。
そのため、煮汁がかぶらない部分が出て、
火の通りにムラが出てしまいます。
煮ている途中でひっくり返す事もできないので、
落とし蓋をする事で全体に煮汁が
いきわたるようになり、ムラなく仕上げる事ができます。

木の蓋が良いのはある程度重みがあった方が
魚がおどるのを防いでくれるからです。

煮付けのポイント④
魚を煮る時の出しにかつお出しは使わない。
かつおの旨みはかえって邪魔になります。
出し汁よりも酒のほうがコクが出ておいしく、
水に酒を合わせるか、酒だけでも良いくらいです。
いずれにせよ、酒はたっぷり使いたいです。

ただ、市販の合成料理酒は個人的にはエグいので
嫌いです。
出来れば清酒を使いたい所です。

それに砂糖、みりんなどの甘みとクれk・鮃腓錣擦襪里任垢・∴みりんはツヤが出ますが、入れすぎるとくどくなるし、
身が固くなりますので少量に。
砂糖は上白糖だけでも良いですが、グラニュー糖や水飴
氷砂糖を加えるとあっさり仕上がります。

煮付けのポイント⑤
ごぼうやほうれん草、豆腐などを合わせると
美味しいものですが、これらは仕上げの時に
サッと煮るだけ。
だから野菜類は当然下茹でしておく必要があります。


煮付けのポイント⑤
仕上げる直前に煮汁を魚に回しかける事で
ツヤが出てきれいに仕上がります。

忘れていましたが、魚の下処理は丁寧にウロコを取り、
内臓、血合い、ヌメリを取り除いて、
臭みをとって、表面をしめる為にお湯をかけて霜降りします。
ただ、熱湯だと皮がはがれてしまう場合が
ありますので、70~80℃で良いと思います。

※ウロコを取る時、顔の部分も忘れずに!
ほっぺたの部分が美味しんですよ(#^.^#)

以上、最後までお付き合いくださった皆様に感謝。
DSC06822.jpg

 


 

このブログは料理ブログランキングに参加しています。
モチベーション維持の為、ランキング投票にご協力をお願いします。
下のバナーを押して頂くとポイントが加算されます。
投票による不利益は一切ありません。

人気ブログランキングへ
ありがとうございます。
皆さまの応援が励みになります。

天ぷらのコツ

Tempraのコピー
人気ブログランキングへ


日本独特の調理法、天ぷら...
天婦羅や天麩羅とも書きますよね。

外国人が日本をイメージした時に出てくる言葉
「テンプラ、スキヤキ、フジヤマ」etc...
もちろん外国にも小麦粉が衣の揚げ物は沢山あるのに、
なぜ天ぷらが外国人から日本独特の料理のように言われるのか。

諸説あるようですが、私なりの考えをまとめると、
まずはあの軽くサクッとした衣。
外国の揚げ物はフリッターはじめ、ある程度しっかりと、
悪く言えばボテッとした衣が主流なように感じます。
基本的には揚げたてを食べるという事に
重きをおいてないようにも感じます。


なので、天ぷらを美味しく作ろうと思う時、
まずは、衣を軽くサクッとした食感にする事です。

そのためには
天ぷら衣はよく冷やして混ぜすぎない事!
混ぜすぎたり、長時間おいて温まったりすると、
小麦粉のグルテンが出て粘りが生じ、
あの軽くサクッとした食感になりません。

ただ、冷たいのが良いからと言って
氷水だと粉が水に溶けないのでダメ。
15℃以上にならなければOK
小麦粉と言ってもあくまで薄力粉。
中力や強力粉ではダメです。

また、混ぜる時は小麦粉に卵液を加えるのではなく、
卵液に小麦粉を加える事。
太めの箸か泡だて器でザックリと
混ぜる・・
というよりは水と粉を合わせる感じで。
とにかく、粘りが出ないよう注意することです。

次に油の温度ですが、

これはネタの種類や鮮度、大きさなどによって
変わってくるので一概に言えないのですが、
水分が多かったり、臭みのあるネタ(野菜類やキス、穴子など)
は160℃くらいの温度でじっくり脱水させた方が
美味しいと思われます。

天ぷら

鮮度の良い海老や魚介類を揚げる時は180~210℃くらい。

え~、油の温度は180℃までじゃないの~?と
思われる方もいると思いますが、
それは、油の質が悪かった昔の話。

最近の油は精製度が高く、発煙点が240℃くらいになってるので
少々上げても大丈夫。
特に家庭で天ぷらを揚げる場合はたくさんの油を
使えないと思われます。
少ない脂だと材料を入れた瞬間一気に温度が
下がって、ベタッとした仕上がりになる事が多いので
210℃といかないまでも最低でも180℃までは
温度上げた方が仕上がりが良いように思います。

ただ、温度上げすぎると発火しますので
出来れば調理用の温度計で油の温度を測りながら
調理する事をおすすめします。
火を入れた油からは必ず目をそらさない事。

油の種類は普通のサラダ油でも良いですが、
ゴマ油を1割くらい加えると風味がよくなくます。

また、小麦粉に少量のくず粉やベーキングパウダー、
重層など加えると『サクッ』度がアップします。
最近では天ぷら専用の粉が出回っていて、
玉子や上記の成分があらかじめ入っている物が
売られていますので、家庭ではそちらを使った方が
無難なように思われます。

最後に出来る限り揚げたてを食べる!
これに勝るものは無いと思います。

私の師匠の言葉ですが、天ぷらは油で火を通す料理ではなく、
衣の中で蒸し、脱水して旨みを凝縮そせる料理だ。
と教えてもらいました。

以上、
こんなに色々考えながらできないよ~、と
思われる方が多いと思いますが、
少し頭に入れながら調理するだけで
料理屋の天ぷらに近づきますよ(^O^)/
がんばって!

以下、天ぷら衣の参考レシピ

水 1リットルに対して卵黄1個混ぜ、そこに
卵水と同量よりもやや多めの粉を合わせる。
 


このたび東北関東大震災で 被災された方には心からお見舞い申し上げます。

又、依然安否が分からない方々が、一刻も早く、
一人でも多くの方が救助されますよう、
被災地が一日も早く復興できますよう心からお祈り申し上げます。



このブログは料理ブログランキングに参加しています。
モチベーション維持の為、ランキング投票にご協力をお願いします。
下のバナーを押して頂くとポイントが加算されます。
投票による不利益は一切ありません。

 

人気ブログランキングへ
ありがとうございます。
皆さまの応援が励みになります。

ご飯の炊き方

ご飯 

人気ブログランキングへ

料理ブログランキングに参加しています。 美味しそうと思ったら~、

ポチッと応援クリックお願いします(*^^)v


お米って日本人には欠かせないものですよね。
最近では毎日ご飯を食べる!って人も
少なくなってきたように思われますが、
日本人ならやっぱりご飯のおいしい炊き方って
しっておきたいですよね(*^_^*)

おいしいご飯を炊くには上手に洗う事が大切です!
ご飯のおいしさは米の品質にも左右されますが、
火をつけるまでの処理が思いのほか大事なんです。

①洗米

精米された米には糠が付いているから
洗い流すのですが、米って一回目に水を入れた時が
一番水分を吸収するんです。
のんびり洗っていたら、糠の溶けだした水を
米が吸いこんでしまうので、一回目はたっぷりの水で
サッと洗ってすぐに水は捨てちゃいます。

最近の米はしっかり精米がされていますので、
あまり神経質に洗う必要はなく、表面についた糠を
洗い流す感覚で数回程度でOK。

よく見かけるのが、力一杯研ぎすぎて米が
つぶれちゃった状態。
こうなると、べちゃっとした炊きあがりになるので注意。

なかなか濁りがとれないって思うかもしれませんが、
力入れて研ぐと米が割れて、破片が浮いているだけなので、
気にしなくてOKです。
5~6回程度洗えば十分です。

最近よく出回っている無洗米なら上記の作業は
必要ありません。

米はしばらく水に漬けておくと(7~8時間)
【ギャバ(γ-アミノ酸)】なる栄養成分が発生するらしく、
脳細胞を活発にさせる効果があるそうです( ..)φメモメモ

しかし、一粒一粒しっかり存在感あるご飯がお好みの方は
すぐにザルにあげて、30~40分おいて炊く方が良い。
料理屋さんなんかはこちらの方が多いのでは・・

②炊飯

それでは、米を炊いていきますが、まず水加減、
米の1.2倍くらいとよく言われます。

なぜか。。 米は洗米の段階で最初の重量の20%程度の
水を吸水します。
そしておいしく炊きあがった時の米はだいたい
最初の重量の2.2倍くらいになります。
だから米の1.2倍の水で炊くんですね(*^_^*)

今はほとんどの家庭で自動炊飯器を使っていると
思いますので、蒸らしまで計算してやってくれます。

③炊けた後

炊飯器が出来上がりのサインを出したら、
そのまま放置せず、一度底から混ぜてあげます。
すると、余分な蒸気がぬけて、米の表面の水分も
ある程度ぬけて、べとつかず、しっとりとツヤのある
ご飯になります。

蒸らし終わったあと、そのままにしておくと、
蒸気の逃げ場がなくなって、水っぽくなってしまいます。

④保温

できるだけ釜に接する部分が少なくなるように、
真ん中に寄せておくと乾燥してカペカペになるのを
防ぐ事ができます。

以上、おいしいご飯の炊き方でした。


このブログは料理ブログランキングに参加しています。 美味しそうと思ったら~、 ポチッと応援クリックお願いします(*^^)v

↓ ↓ ↓

人気ブログランキングへ

ありがとうございます。 皆さまの応援が励みになります。

ついでにコメント残していただけると~、 もっと嬉しいです(*^_^*)

 

<a href="http://www.recipe-blog.jp/ranki.cgi?id=34513" target="_blank"><img src="http://www.recipe-blog.jp/images/about_ranking/recipe_blog_1.gif" border="0"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php?1153294:2204"><img src="http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_2204_1.gif" width="110" height="31" border="0" alt="人気ブログランキングへ"></a>
↑ ↑ ↑
料理ブログランキングに参加しています。
美味しそうと思ったら~、
ポチッと応援クリックお願いします(*^^)v
<hr size=&quot;1&quot; />
<hr size=&quot;1&quot; />
このブログは料理ブログランキングに参加しています。
美味しそうと思ったら~、
ポチッと応援クリックお願いします(*^^)v
↓ ↓ ↓
<a href="http://www.recipe-blog.jp/ranki.cgi?id=34513" target="_blank"><img src="http://www.recipe-blog.jp/images/about_ranking/recipe_blog_1.gif" border="0"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php?1153294:2204"><img src="http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_2204_1.gif" width="110" height="31" border="0" alt="人気ブログランキングへ"></a>
ありがとうございます。
皆さまの応援が励みになります。
ついでにコメント残していただけると~、
もっと嬉しいです(*^_^*)
<g:plusone></g:plusone

 

PR

カテゴリー

最近の記事

お気に入りリンク

ランキング

人気ブログランキングへ にほんブログ村 料理ブログ 郷土料理へ
にほんブログ村

* FEED

google+